第260回企画展
グラフィックデザインの時代を築いた20人の証言
Interviews by 柏木博
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今までに無く最短の滞在時間でした。
DNPでは2003年、作家本人が自身の作品や制作について語る姿を映像として記録する「人物アーカイブ」プロジェクトを発足。
デザイン評論家の柏木博氏が、戦後のグラフィックデザイン界を代表するグラフィックデザイナー20人にインタビューし、作家の詳細な年譜と合わせて編纂する展覧会です。

本展では、柏木氏の視点により、グラフィックデザインの時代と20人の作家の関わりに焦点を当て、それぞれ40分に編集した映像を紹介いたします。1940年以降の日本のグラフィックデザインが築かれてきた様子を総括的にご覧いただけます。


って・・・・
ほんとそれだけなんですよ!
ずら〜っとディスプレイが並んでて映像を流しっぱなしなわけです。
しかもひとり40分!

1日あっても足りません。

そう気づいてほんと10分ほどで出ました。
時間も無かったのもありますけどね。

これってアーカイブになってネットからとかでも見れるようになるのでしょうか?
ポッドキャストとかで見れるようになると良いなぁ〜。

■出展作家

青葉益輝
1939年東京生まれ。
1963−64年朝日広告賞・準朝日広告賞の受賞を皮切りに、海外でもブルノ・ビエンナーレ、ワルシャワ・ポスター・ビエンナーレ、NY ADCなど受賞多数。2006年紫綬褒章受章。

浅葉克己
1940年神奈川県生まれ。
1975年浅葉克己デザイン室を設立。サントリー、西武百貨店などの広告を手がける。日宣美特選、東京ADC賞グランプリなど受賞多数、紫綬褒章受章。中国の象形文字「トンパ文字」に造詣が深い。

粟津潔
1929年東京都生まれ。
絵画、デザインを独自に学ぶ。グラフィックデザイナーとしてデザインの第一線で活躍する傍ら、建築、音楽、文学、映像など幅広く、ジャンルを超えた活動を行っている。近年ではデザインの原点に着眼し、象形文字、ロックアートなどを追求している。

宇野亜喜良
1934年名古屋生まれ。
名古屋市立工芸高校図案科卒業。日本デザインセンター、スタジオ・イルフィルを経て独立。日宣美特選、日宣美会員賞、講談社出版文化賞挿絵賞、サンリオ美術賞、赤い鳥挿絵賞など多くの賞を受賞し、1999年紫綬褒章受章。

岡本滋夫
1934年名古屋生まれ。
愛知学芸大学美術科卒業後、U.S.ASIATIC Co.,Ltd./New York Shafford Co.Ltd.に陶磁器デザイナーとして入社。その後、グラフィックデザインに転向し、1968年岡本滋夫デザイン事務所設立。現在に至るまで、名古屋のデザインの発展に大きく貢献し続けている。

勝井三雄
1931年東京生まれ。
東京教育大学卒業。グラフィックデザイン全般をはじめ、1970年大阪万国博、1975年つくば科学博のアートディレクション、1990年花博シンボルマークなどを手がける。テクノロジーを使った表現を生かし新たなコミュニケーションの領域を拓く。武蔵野美術大学名誉教授。

木村勝
1934年生まれ。
1960年にパッケージングディレクションを設立し、現在に至る。八海山ミレニアム記念ボトルチタン瓢箪デザイン、都ホテル東京のリノベーションに伴うサイン計画。サントリー純生、サランラップ、メグミルク毎日骨太MBP、ナチュレ恵などのパッケージデザインを手がける。

木村恒久
1928年生まれ。
1945年に大阪市立工芸学校卒業。毎日デザイン賞、チェコ・グラフィック・ビエンナーレ建築家協会賞など受賞。ポンピドゥー・センター、東京都現代美術館共催「近代都市と芸術」展に招待出展。ハーバード大学、川崎市市民ミュージアム、ベルリン・ボラーエルンス・ギャラリーなどで個展開催。

田名網敬一
1936年東京生まれ。
武蔵野美術大学卒業。グラフィックデザイン、アニメーション、ペインティング、家具、アートブック、フィギュアなど前衛的で遊びに満ちた様々な創作活動を行う。デザインと並行して映像による実験を続け、オーバーハウゼン、ロッテルダム、エディンバラなど世界各地の映画祭で上映される。

永井一正
1929年大阪生まれ。
1960年日本デザインセンター創立に参加、現在最高顧問。1966年以後、国内外のコンペティションでグランプリ、金賞を多数受賞。紫綬褒章、勳四等旭日賞受章。

仲條正義
1933年東京生まれ。
1956年東京藝術大学図案科卒業、資生堂宣伝部入社。1961年仲條デザイン事務所設立。資生堂企業文化誌『花椿』、ザ・ギンザのアートディレクション、資生堂パーラーのロゴ、パッケージデザインを始め、松屋銀座、東京都現代美術館、細見美術館のCI計画などを手がける。紫綬褒章受章。

長友啓典
1939年大阪生まれ。
1961年桑沢デザイン研究所卒業。日本デザインセンター入社。1969年黒田征太郎とK2設立。エディトリアル、各種広告、企業CI及びイベント会場構成のアートディレクションを手がけるほか、多数の小説に挿絵、エッセイ連載など。

中村誠
1926年盛岡市生まれ。
1948年東京美術学校デザイン科卒業後、1949年資生堂宣伝部入社。制作部長、顧問を経て現在フリー。日宣美特選・会員賞、東京ADC賞、ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレ金賞など多数受賞。紫綬褒章受章。ルーヴル装飾美術館(パリ)に招聘され「モナリザ百微笑展」を開催。

灘本唯人
1927年神戸生まれ。
1956年山陽電車宣伝部に嘱託入社。1961年に早川良雄デザイン事務所に入社後、1967年独立。主な受賞に、日本サインデザイン協会金賞、講談社出版文化賞、NYジャパングラフィックデザイン大賞、フジサンケイグループ雑誌広告賞など。紫綬褒章、勲四等旭日小授章受章。韓国ソウルにて個展を開催。

早川良雄
1917年大阪府生まれ。
大阪市立工芸学校卒業。三越・近鉄百貨店宣伝部を経て、独立。大阪芸術賞、毎日産業デザイン賞、造本装幀コンクール通産大臣賞、講談社出版文化賞、山名賞など。紫綬褒章、勲四等旭日小授章受章。

平野甲賀
1938年生まれ。
武蔵野美術学校視覚デザイン科卒業。高島屋宣伝部を経て、1964年から1991年まで晶文社のほとんどの書籍の装丁を手がける。1968年演劇集団「黒テント」設立に参加し、ビラ、ポスターから舞台のデザインも多数。2005年劇場「シアターイワト」を立ち上げ、総合プロデューサーとなる。

福田繁雄
1932年東京生まれ。
1956年東京藝術大学デザイン科卒業。1967年日本万国博覧会公式ポスター指名コンペ入賞。ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレ金賞、パリ・ユネスコ国際ポスター展グランプリ、NY ADC名誉の殿堂賞、通産大臣デザイン功労賞など受賞。紫綬褒章受章。

松永真
1940年東京生まれ。
東京藝術大学卒業。資生堂宣伝部を経て、1971年松永真デザイン事務所設立。ISSEY MIYAKEや国立西洋美術館のCI計画など、幅広い分野で活躍中。ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレ金賞など受賞多数。紫綬褒章受章。

横尾忠則
1936年兵庫県生まれ。
1972年NY近代美術館を皮切りに、国内外で個展を開催。パリ、ヴェネツィア、サンパウロの各ビエンナーレに出品し国際的に活躍。2006年パリのカルティエ現代美術財団での個展を開催し高い評価を得た。2000年NY ADC名誉の殿堂入り。

和田誠
1936年生まれ。
多摩美術大学卒業。グラフィックデザイナー、イラストレーター。時にはエッセイスト。たまにステージ構成演出。たまに映画監督。たまに作詞作曲。文春漫画賞、ブルーリボン賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、毎日デザイン賞など、幅広い分野で受賞多数。

(五十音順)

そうそうたるメンバーですよね。
作品も一緒に並べてて欲しかったなぁ。
本じゃなくてさ。