大阪市立東洋陶磁美術館
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まずこのチラシにぐっときてしまいました。
しびれますね。
この色使い。

堀尾氏が窯出しに自ら通い選んだ作品をはじめ、制作年代の明らかな作品や多彩な茶碗コレクションなど、堀尾コレクションは濱田庄司作品の個人コレクションとしては日本有数のものといえます。
若い頃から濱田庄司の人と作品に深く魅せられ、濱田とも親交のあった故堀尾幹雄氏から当館に寄贈されたコレクション約200点により構成された当展覧会。
濱田庄司の陶芸の魅力とその特質にせまった内容。
『益子焼』(ましこやき)

母が栃木出身のため
益子焼は我が家にとって身近な焼き物。

ただ幼少の時は
こどもながらに
・ごつい
・重い
・茶色くて不気味
だったため
なんでこんなものが良いのか・・・!?
と思っていました。

しかしながら
大原美術館「工芸館」・大阪日本民芸館で
民藝の魅力に気づかされてから
味わいのある素敵な器として鑑賞出来るようになりました。
成長しました。

今回の展示作品を観て感じたことは
よくここまで集められたなぁと。
個人のコレクションとは思えない質の良さ。
ほんと素晴らしかったです。

青釉白黒流描 大鉢など
珍しいものもありました。
色の奥深さも富んでいたと思います。

ダイナミックで勢いのあるもの
ものすごく繊細なものまで
濱田の歩んできた道をゆっくりと巡る旅のような展覧会。

200点もあるので
最後は少し疲れてしまいましたが
大きなものから小さいものまで
そして語られてきた濱田庄司の味わいあるお言葉の数々
考えさせられるものばかり。

枝や花で勝負するより
根で勝負して欲しい


見た目にとらわれてはいかんと。
芯や中身を見極めないといけないと。
まだまだ養わないといけないことは沢山ありますが
良いものを沢山観て観じていかないといけないなぁと痛感しました。

民藝ファンには必見!
これはほんとお薦めできます。
※民藝に興味あれば楽しめます。

大阪駅からはちょっと遠いですが
なにわ筋駅が出来たのでぜひこちらの利用もおすすめ!
目の前で近かったです!

■展覧会データ
特別展「濱田庄司/HAMADA SHOJI−堀尾幹雄コレクション」
会期:平成21年1月10日(土)〜3月22日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)

休館日
月曜日(ただし1/12は開館)、1/13(火)、2/12(木)

料金
一  般 800円(650円
高校・大学生 500円(350円)

大阪市立東洋陶磁美術館  
電話06-6223-0055  
FAX06-6223-0057

http://www.moco.or.jp/jp/index_f.html