2009年11月26日(木)
2Bのアナウンスにてこのイベントがあるのを知り
せっかくだしと思って友達誘って行ってきた。

CAMEL
写真:操上和美
アートディレクター:町口 覚
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創刊 第1号:操上和美 features 清原和博

「肉体を浸食するその何ものかに向かってシャッターを切る時、
 魂を癒されやがて欲望の対象は形を現す。
 つまり写真行為は一種の解毒剤なのだ」操上和美

写真行為と自らの写真によって編む写真誌『CAMEL』の関係。
クリエイティビティの可能性を渇望し続ける2人の表現者による
セルフインタビュー&トークセッション
話の流れは
タイトルのCAMELについてから
町田さんが参加したパリフォトでのエピソード
CAMELの広告表現にいたるまで様々で

写真との向き合い方やどういった写真を撮りたいのかとか
芯に触れるとても素晴らしい内容だった。

作品も本人もカッコよくてキマッててダンディー
何もかも完璧かと思いきやブレることもあって
それでも直感を第一に動いているとのこと
今回の雑誌は閉じられていない一枚一枚ばらけられる冊子になっている点も
その「ブレ」を意識した結果だとか。

直感を信じるそのスタンスは憧れる。

最後に
Lomography Gallery Store Tokyoでやっていたゼラチンシルバーセッション「I LOVE FILM」展に出品された作品についてコンセプトとロモのようなトイカメラで撮られた作品は世間や世界にどれだけの需要があるというかどれだけみとめられているのですかという質問をぶつけてみた。

実は「陽と骨」(パルコギャラリー/東京)もロモで撮ったものだし
西武の広告でUFOをみているという絵を撮りたかった時はハッセルで撮り終わった最後に胸ポケットにしまっておいたロモで撮ったやつのほうがエキストラの表情が「なんだあれ?」的で結局それが採用されたこともある
意外にアジのある写真がとれる時もあるから面白い

「I LOVE FILM」展の作品は
屋上にたまたまモップがあってそれを空にかざして空を洗っているイメージ
空は暗いほうが好みだからね

とそんな回答が返って来た。
一言一言ものすごくドキドキした。

カメラじゃなくて
何が面白いのか
何にドキドキさせられるのか
何に動かされてるのか

自分の心の動きを捉えるのも大事なんだと
110の写真でも十分魅力はあるかもしれないと勇気をいただきました。

2012年には東京都写真美術館で個展の予定もあるそうで
今後のますますのご活躍の様子
ほぼ日でも糸井さんと何かやってくれそうだし
CAMEL2号の構想も楽しみ。

写真集やパリフォトにも出展した
町田さんの目線やパリフォトの様子も今回垣間見れたし
もう少し今世界に求められている写真について聞きたかった気はしたけど
そこまではちょっと胸が一杯だったので
またいつかにとっておきました。

2Bで啓示していただいたYASさんに感謝
サイン入りのCAMELは宝物です。

実は0号もものすごく良くて
いつかどこかで入手したいなと思っています。

ん〜どうだろ。
大阪か京都か神戸にあるだろうか・・・