13日車が運転できる友達を誘って滋賀の信楽まで行ってきました。
初めてのMIHO MUSEUM
初めて公開される「象鯨図屏風」
ほんと
行ってよかった!誘って良かった!楽しかった!です。
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最近新たに発見され初公開となる「象鯨図屏風」(六曲一双)
若冲のコレクターとして世界的に知られるジョウ・D・プライス夫妻のコレクションなど、国内外の若冲の作品から、ワンダーランドの呼び名にふさわしい傑作を選りすぐって展示

同時に、池大雅(1723−1776)、与謝蕪村(1716−1783)、曽我蕭白(1730−1781)、長沢芦雪(1754−1799)ら、京の画家にも範囲を広げ、若冲と同時代の、個性的でかつスケールの大きな「ワンダーランドの共住者たち」の作品も同時公開
最終日にすべりこんだので
滋賀県郊外からもたくさんこられていたようで
車のナンバーもかなり他県各地からのものが多く見られました。
やっぱり「初公開」しかも「若冲」となればこれだけ関心も高いのでしょうね。
ほんと高級なお車も多数ありました・・・・

そんなことより
肝心の初公開なる「象鯨図屏風」
右隻の象は
真正面ではなく真横から捉えていて
前足を器用に追って座っているところや尻尾がとってもユーモラス
でも
にんまりと湾曲した瞳はエキゾチックでちょっと不気味

左隻の鯨は
海にざざざともぐりこむ巨大な黒い塊で
勢いよく噴出す潮の豪快なこと!
なんか幼児がくじらを描いたかんじにも似た鯨の特徴をそのまま絵にしたかんじ

思ったよりも大きくてとても迫力がありました。

どちらも巨大な生き物を描いたものですが
こんな生き物も世の中にはいるんですよ
すごいですねーびっくりしますねー 
それでやっぱり描かずにはいられなくて描いちゃいましたー
そんな茶目っ気もかんじました。

メインの屏風以外で
見ていてほんと面白かったのは
「群鶏図押絵貼屏風」

墨で1羽1羽鶏の個性を描ききっていて圧巻でした。
近くで見てもそれぞれの表情が面白かったし
遠くから見るとひとつひとつ動きがあって面白いしで
やっぱり若冲は面白い!と思った屏風でした。

そのほかにも久しぶりに
布袋さんや約100匹のワンちゃんとも再開

友達曰く
この犬は可愛くない!とひとことぼっそっと言われましたが。
応挙じゃないしそれは言っちゃだめよと思いつつ・・・w
楽しみました。

若冲以外の作者の展示は少なかったので
もうちょっと見たかったんですけど(特に蕪村)
メインがれではどんなものを出してもしょうがないかんじもあったかもしれませんね・・・・・

何より
車出してくれて、運転してくれた友達も大満足だった様子

常設のオリエンタルな美術品も見て回って
何じゃこの美術館は!?と思える回廊も周り
トンネルもくぐって
美術館を後にしました。

冬は閉園してしまうくらい山奥にひっそりとたたづむミュージアム
ほんとここにはミューズがいるんじゃないかと思える素敵な美術館でした。

ただし
車必須!なところだと改めて思いました。

電車とバスはキツイでー(使ってないけど)

http://www.miho.or.jp/