2日目

この日も2B先輩方が多く訪れる。
そして自分の関係者も3名本日作品を見てくれた。

一番の収穫は
2Bの暗室にあったラッキー用のガラスキャリア
ハーフのマスクそしてレンズ
そのルーツを発見できたこと。
先輩の写真があったからこそ
この作品が出来、表現できたという事実にお互いびっくりする。

この気持ちがちゃんと29期以降にもいつか遺伝子のように伝わればいい。

そしてこの日は
写真というものを理解しているお客さまも今日は非常に多かった気がした。
ルデコギャラリーの常連客も何人か見ていただける。
まさに目の肥えたお客様である。
11×14の自作カメラ・ベタ焼きに感動する人
110の可愛さに惚れてくれる人
いろいろ

そして
28期メンバーの連帯感にも救われる。
なんて素敵なメンバーなんだろうと幸せに感じる。

ここ3日でメンバー同士の壁がひとつひとつ溶け込んでいっている。
(それは私だけかもしれないけど・・・・!?)

毎日この場に居られるという時間をくれた神様に感謝。
前に勤めていた会社がつぶれてくれてありがとうとは思っていないけれど
この時間は神様からのプレゼントであることは間違いない。

そして2日目は
もっとたくさんの人に見て貰いたいっていう欲が出てきた。

自分に課せられた使命は
残りのフィルムを大切に使いきるということだと思う。

そのためにもいろんな意見を聞いていこうと思う。

メンバーのひとりが
この展覧会をとても上手にことばで表現してくれた。
それがそのひとりひとりの写真の個性をものすごく短い言葉で言い表してくれているので掲載しようと思う。
今日見てくれた人はこのコメントにびっくりすると思う。
私はちょっと泣きそうになった。
まさに『ぴったり』そのとうりだから。

2Bのワークショップ講師渡部さとる先生のコメントも合わせて掲載しておきます。
2B・28期グループ展「おとなの文化祭」
13名の大所帯
 
カメラを手作りしちゃった人
小さな手の中に隠れるような可愛いカメラで不思議ワールドを作っちゃった人
ベランダから見える光景を撮り続けた人
霧のむこうに何かを探した人
実験カメラでビビットカラーを見つけちゃった人
お父さんの思い出を手にした人
揺れながら揺れない写真が撮れちゃった人
霊験あらたかな場所の美しさに気づいた人
路地裏より刺激的な大通りを歩くことを選んだ人
10年間同じ場所へ通いつづけそしてまた来年訪れる理由をさがす人
東と西を歩き境界のなかに作られる新しい境界に気づいた人
フリーキップのせかされないリズムに心地よさを感じた人
実は心やさしい青年が写真に写ってしまいはにかんだ人。

そんな写真が並ぶ「ルデコギャラリー3F・おとなの文化祭」です。
たくさんの方に見て頂けますよう、28期一同皆さまにお会いできますことを楽しみにしております。

コメントBY もり まき

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毎回グループ展での唯一の約束事は写真作品についてのキャプションをつけるということ。言い回しに頼らず、なるだけ分かりやすく自分の作品を説明する。つまり自分が何を撮ったのかがきちんと分っていなければ書くことができない。

作品は製品(プロダクツ)であり、それには説明書が必要と言う考えからだ。もちろん説明書を読む読まないは見る人の自由。

よく「作品は作家の手を離れたら見る人のもの。どう解釈してもらってもいい」というが、それは見る人の立場の話。作る側は説明の義務があると思っている。

写真を見て気に入ったものがあったら是非キャプションを読んでみてください。そうするともっとその写真を好きになれるはずです。

コメントBY渡部さとる
http://www2.diary.ne.jp/user/178978/

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