お殿様のために最高の器を献上する。
鍋島藩のプライドと職人魂

日本の美意識・誇り
季節感・遊び心・風習・縁起担ぎ

「技」「色」「構図」「モチーフ」の側面からデザインの魅力がたっぷり紹介された展覧会
誇り高きデザイン
このさらっとしたデザイン
ひとり一人の職人や藩のお侍さんにはアツイ情熱や思いがあったと想像できるのだけど
そんな熱き思いとデザインはまったくかけ離れていて
洗練されたデザイン斬新な感性があふれていました。
鍋島は、江戸時代に佐賀藩から徳川将軍家や諸大名への贈り物として作られた最高級の磁器
染付を基本として、赤、緑、黄の色絵や青磁釉
繊細で格調高く明快かつ斬新なデザイン
近世磁器の精華ともいうべき鍋島の地位はゆるぎない。

シンプルなデザインであればある程美しかった。
細かい模様にしても
人の手で量産されていたというまぎれもない事実
気が狂いそうだ。

デザイナーのセンスも素晴らしい
生活雑貨や吉祥紋にちなんだもの
ありとあらゆるものを取り入れ
お洒落にまとめあげている

どんな毎日が繰り広げられていたのだろう
使命感にもえて
血眼でやっていたのかな。
どんな思いで作りつづけていたんだろう。
全国に資料を探す旅なんてのも日常茶飯事だったんじゃないだろうか。

明日納品なのに!?
なんてこともあっただろうと思う。
いろんなドラマがあっただろうと思う。

ちょっと大河ドラマの見過ぎかもしれないけど
江戸時代を想像すると
なんだかちょっとあの泥臭い感じがふっとよぎってしまう。

展示替えがあったので
いくつかみれない作品もあったけれど
鍋島の特徴をじっくり観知り得たので
母との会話も深くなりそうだ。
※なんでも知ってるからほんと恐ろしいんです。

それと
母へのお土産に
Takさんのブログ弐代目・青い日記帳
『おもしろびじゅつ帖』を買った。
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300円というお値段がかなりお得♪
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展示は
〜10月11日(月・祝)まで