「複合回路」接触領域
キュレーター:高橋瑞木

いよいよ回路も終盤
全部観ているわけだはないけれど
この企画はほんと面白い。

接触領域を高橋女史はこう記している

表現や創作行為自体が異なる時間や地理、そして他者を引き合わせる接触 領域
それはミュージアムやギャラリーといった場所だけではない。
接触領域には、他者が巻き込まれたり、招き入れられたりすることがある。
あるいはあえて他者を排除することで誘発される接触 もあるだろう。
そしてその領域を拡大することによって偶発的な出来事がおこり、
主体がそれに対する判断を迫られる場合もあれ ば、領域を囲い込むことで主体そのものが自らを問いなおす場合もある。
パブリックとプライベートが入り乱れる 接触領域が人前に晒されるとき、
それは複雑さを増しながら疑問や共感、反発を生む。

(略)

何かの要素が表現と結びついたときにおこる化学反応
今回の展示は
祖父の作品とその作品からインスピレーションされた作品とのコラボ
前回のミズマでは歴史的人物や出来事の写真から起こした刺繍作品で
若干もとになった写真のバックボーンを知らないとわかりにくい作品ではあったので、
空間や構成がまだうっすらと理解できたのはとても良かった。
作品を観て
もっともっと作品のことを知りたいと思った。

やはり
土曜日のトークショーは行くべきであった。
痛恨のミス・・・

なのでまた次回のトークショーは是が非でも行かねばと思っている。
作家自らの想いを聞けるのはほんと貴重
こちらも写真という自己表現を趣味にしている限り
発すること・考えることは辞めたくない。
どんどん掘り下げていきたい。

なので
いろいろ考えさせてくれる展示だった。

2007年11月たまたま寄った青山悟の個展
あー
あの時気に入った絵がすでに売られててそれならいっかとあきらめた自分がにくいなぁw