ソウル生まれの女性アーティスト、崔在銀(チェ・ジェウン)の、日本の美術館における初個展
崔在銀 展_アショカの森
展覧会のテーマはずばり“森”
「アショカ王の5本の樹の森」(※)という故事に想を得て、立体、写真、映像作品などで構成する新作のインスタレーション。

※古代インドの皇帝アショカ王が国民ひとりひとりが、5本の樹(薬効のある樹・果実のなる樹・燃料になる樹・家を建てる樹・花を咲かせる樹)を植え、それを”森”として見守るようにと提唱したといわれるもの。

崔在銀コンセプトノートによると
ここでの<樹>のイメージは時間を横切る存在であり、永遠に向かって手を差し延べながらも衆生に限りない安らぎを施す深淵から沸き立つような慈悲の存在でもある。
これは古代から今日に至るまで変わらない人間と樹との関係であり、もう一方ではその永遠たる長さにより、かえって世の中のすべてが時間の変化を通して変わっていく姿をみせてくれていることでもある。
ボルヘスは、「人間のあらゆる精神的な体験は時間の体験に還元される」と言っている。
<樹>はまさにそのような精神的な媒介者なのである。
とのこと

この日はほんとうにお天気が良くて
作品とガラス窓にうるつ木漏れ日の影とひだまり
窓から入る日差しとその入った光との影とのコラボレーションがすばらしくて
原美術館ならではの空間を楽しむことが出来たような気がした。
まさしく原美術館の自然と一体化された崔在銀の“森”をかんじることができた。

ただ1Fのサンルームは全暗の中での作品だったのでここはもう少し工夫してもらいたかったかもと残念に思った。
受付すぐ隣のギャラリー1のインスタレーションと右隣のガラスケース越しの作品『夢想家の散策』が素晴らしかった。
夢想家の散策は追加されたコレクション??と思ったら・・・・
今回の展示だったのだとTakブログ 弐代目・青い日記帳にて先ほど知った次第w
ほんと帰りがけじゃないと発見できない・・・w
でもこの作品のおかげでよりあー今日も良い作品観た!と気持ちよく美術館を出られたのも確か。
日や時間によってギャラリー1の展示は光の入り方、光の強さが違うのできっと運・不運はあるかも。
帰りがけの時点で細長い光が申し訳なさそうにほっそりと入ってきているだけでしたので・・・。

冬の光ははかなげです。
ほんと短い。

2Fの写真は日本の松の森と青森の十和田湖畔の写真だとか。
うっすらとしたもやっとした写真から自然をかんじとるのはこれなかなか難しいですが
森に迷い込んだときの不安感
寒々しい空気感はなにか感じられたような気がしないでもないです。

いやほんと窓からの光の方に気がとられてしまって・・・・w
それと
奈良美智による常設作品「My Drawing Room」こちらがクリスマスバーションになっていたのにもテンションがあがり
(→ARTiT展示作業リポート)
  
やはり原美術館は特別展示+常設作品だなぁと
お庭からのキラキラとゆらめく光に照らされた建物もほんと素敵でとても気持ちの良い時間を過せました。

ちなみにカラー作品は印画紙だそうです。
説明してくれた方はバライタっておっしゃったんだけども・・・
カラーのバライタってあるのかしら?