3331
「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展
2012年03月11日(日)〜2012年03月25日(日)
http://2012.wawa.or.jp/

クロスロードギャラリー
松本典子写真展「野兎の眼」

TOTEM POLE PHOTO GALLERY
ジョン サイパル / John Sypal
随写 vol. 1 / Zuisha vol.1

gallery ART UNLIMITED
Msataka NAKANO 中野正貴「失われた地平線」3.11の記憶

六本木画廊
再生の「息吹」vol.2
action 1 テーマ 再生・大事な存在の再認識、思いやる気持ち、優しさ、温もり

*****
四谷のポートレートギャラリーの展示は見られなかったのが残念だったけれど。
その代わり乃木坂の展示2つを見れたのは収穫でした。
それにしても半分が震災関連。
とても感慨深い展示でした。

・「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展
被災地で復興のため頑張っているひと
支援に向かったひと・支援しているひと
行動したひと
身内が犠牲になったひと

鎮魂と復興
それぞれの思いと支援のあり方
たくさんのプロジェクトが紹介されている。

人の絆は目に見えないけれど
こうしてプロジェクトや進行している復興計画を目にすると
結ばれているんだなぁと思う。

平間さんの活動紹介VTRでは先日塩竈で何度も歩いた道に漁船が横たわっている映像を見た。
最終日出会った二人がモニター上で自分のプロジェクトについて語っていた。

できることは少ないかもしれないけれど
これからも何が出来て何をしていくのかは心の隅・頭の隅にしっかり置いておきたいと思った。
「つくることが生きること」というメッセージが全てを語っていた。

畠山さんの震災前の陸前高田は地元の人でもないくせに目頭があつくなった。
椿昇さんの原発に関わった人がエンドロールのように流れている映像に自分が署名した名前が追加されていくというシステムにぞっとした。
村上タカシさんの津波によってねじ曲げられた公共物(道路標識など)や、あり得ない場所に流れ着いている船などを撤去せずに残しておく「3.11 メモリアルプロジェクト」に共感した。
http://wawa.or.jp/

=====

・松本典子写真展「野兎の眼」
東京ではこのシリーズは初個展とのこのにびっくり。
やっぱり写真集より展示の方がいいなぁと思った。
ぽっぽっと入っている遠景の風景がすーっとしみる。
そしてまた
ぐっと至近の力強い何かに惹かれる。

=====


・随写 vol. 1 / Zuisha vol.1

一枚一枚いろんな面白さがあって「おぉぉーっ」となる。
ジョンさんが気軽に声をかけてくれた。
どんな時にシャッター切っているのかはうまく言葉にしてもらえなかったけれど
楽しんで撮ってることは間違いなかった。
たまたま持っていたAuto110を撮っていただいた♪
ポートレートギャラリーが終わっているのをしっていたら写真も見せればよかったな。
そのあとシュハリも行けばよかった・・・

=====

・Msataka NAKANO 中野正貴「失われた地平線」3.11の記憶
ポートレートギャラリーが閉っていて
なんだかもうちょっと作品を観に行きたかったので乃木坂に
「TOKYO NOBODY」で誰も居ない東京を撮った中野さん。
震災後の異様な雰囲気の東京と11月に被災地に訪れた時の写真が並んでいた。
もう少し東京の写真が見たいと思った。

”時間の経過とともに大震災を見つめ「その後」を写し止め、発表する事にも十分な意義があるとも考えられる。”
という作者の言葉に考えさせられる。
写真はピグメントプリント(顔料インクプリント)によるものだった。


=====

・再生の「息吹」vol.2
2Bの白神さんが撮った南国を見に。
そうだ南国も撮られるんでしたね。
やっぱり見るまでイメージできなかったのだけど
実際見てみると明るさ深さがあって
写真を見ていると浮上するというよりもっとぶくぶくと沈んでいきそうだった。
「どこに流れていくんですかね?」
このブログを書きながらそんなことをふと聞いてみたくなった。