実際所蔵している本を実際に本棚に展示するとい面白い内容。
これは話を聞かないと分からないことばっかりだと思ってトークイベントに参加。
フクヘンさんのなんで2冊以上あるものがこんなにあるの?についても解決!
聞きに言って正解★
お二人の展示している本棚の書籍についてや編集、仕事についてをたっぷり2時間。
とても楽しいお話が聞けました。

=====
美術手帳の岩渕さんの本棚は実際最近買って読み終わった順番でほぼ並んでいるそう。
セレクトもしたけれど、部屋の机周りにつんである読み終わった本をメインに収めたのだとか。
美術評論家の山下先生いわく、かなりツボを抑えたセレクトらしい。
村上春樹の本も文章を書く上で物事の捕らえ方など参考になるらしい。

編集をかいつまんで解説していただいたのはフクヘンこと鈴木さん。
お得意のパワーポイントでざっくりと。
背景が緑で白文字なのはあえて黒板をイメージして少しでも印象に残るようにとの『編集』的思考。
手書き文字は学生さんに不評だったりもするそうだけれど愛嬌たっぷりで面白い。

開高健が『プレイボーイ』の名編集者だった島地勝彦氏に送った
編集者マグナ・カルタ九章(http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=336)部分で
「トラブルを歓迎しろ」っていうのが良いよねぇと岩渕さん

そこから
鈴木さんのトラブルをかいくぐった秘話が。
ポイントは
とにかくすぐかけつける。
意表をつく。
三人で行く。
余り語らず、相手に語らせる。
ネクタイ。

とのこと。
とても面白かった。

編集のひとつとして料理もということで
鈴木さんのエル・ブリのトマト料理を例に説明。
プチ自慢から種袋(昔の写真ではなく絵)のコレクションの話に。
そんなコレクションもあったのだと驚き。
でも素敵なコレクションだと思った。

あと印象深かったのは
人脈はなんとか会で作るのは無くて一緒に仕事しないと駄目とお2人合致。
名刺交換=人脈とはいえないよなぁと激しく同意。

質疑応答の中でこれはと思ったのは鈴木さん情報で五反田の古本市が良いとのこと
(岩渕さんは古本独特の紙が苦手なので新書派だとか)
なんと先ほど調べたらこんなイベントが!!

第8回五反田アートブックバザール
南部古書会館 東京都品川区東五反田1-4-4
2012年4月27日〜4月29日
10:00~19:00(最終日は16:00閉場)
http://artbooks.exblog.jp/

これかな?
違うような気もするけどちょっとチェック!

そのほか今までベストだった号は?という質問に対して
岩渕さんが毎回新しい号がベストという流石発言。
売れる雑誌といい雑誌の差異はなど興味深い質問も。
売れる雑誌はやっぱり執念がある人がまとめたものは違うという鈴木さんのひとことにため息。
やっぱり紙面に出るんだなぁと。
タイミングの話もうなってしまった。

鈴木さんの二冊以上ある本については
良い本で流通価格以下で売られているものを見てしまうといたたまれなくて買ってしまうとのこと。
二冊あればだれかほしい人が居た場合にプレゼントもできるからとのこと。

あっという間の2時間。
ほんとに楽しかった。