幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界
写真家堀野正雄の世界

生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー
生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー
=====
▼幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界
モンタージュの構成のカッコよさと、
巨大な鉄骨・建造物など目の付け所がとにかく自分好みでしびれまくる。
昔からカッコイイモチーフは余り変わらないのかもしれない。

ごたっとした東京の雑踏・仕事に向かう人々。
食と職をかけるなど写真に添えられたキャプションもユーモアたっぷり。
日本にもこんなカッコイイ 前衛的な作品があったんだとびっくり。
また雑誌のタイトルもすごい『犯罪科学』
なんでもありだったんだろうなと思う。

スナップ、モデル撮影ポートレイトなど作品の幅がとても広いことに驚いた。
そして
戦中・戦後と激動の中で様々な作品が残されていく。
満州や朝鮮、モンゴルなどその土地の風土をとらえた写真がとても穏やかでなごんだ。
国からの依頼であっても、きっと写真の意識や撮りたいと思うショットは逃さず自分なりの仕事をしたのだと思う。
そう思うとなんだかなーという気分にもなったけれど。
きちんと作品が残されてこうして観れたことに感謝したいと思った。

▼生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー

ドアノーの経歴をたどる写真展だった。
最初から奇跡的な街頭の写真が撮れたわけではなく
印刷・ファッション写真と戦中戦後と激動の中で自分の立ち居地を自覚して歩んできた職人気質な写真。
何かどこか斬新で、モチーフがそれぞれのフォーマーットに完璧に収まっている。
ちょっとした遊び心と意表をつくレイアウト。
ピアフの真っ暗な中にぽつんとスポットライトを浴びた写真がとても印象に残る。
カラーで撮ったパリの街角の写真も自然でとても綺麗だった。

好き嫌いが分かれるらしいドアノーの写真。
今回グッズがとても充実していていろいろ迷った中でこれを購入。

お財布にお金が入ってなかったので
カードで買うために石川直樹のポストカード本も併せて購入。
IMAはこの後に寄ったナデュッフでGET!

ナディッフでは佐内正史 「ラレー」をやっている。
まぁラーメンとカレーを撮ったものなのだけど
グルメ本とはちがうなにか親近感というか身近で普通なかんじが心地よくて
あまり写真集の写真というかんじがしなかった。
なんで文庫で作らなかったのだろう。
まぁ町口さんはけっしてそんなけち臭いことはしないんだろうとは思ったけど。
いろいろ食べに行きたいお店がいっぱいあった。
制覇したい!!