上映前にトークがあったので土曜日の夜観て来た。
ゲスト:渋谷慶一郎(音楽家)、鈴木心(写真家)
聞き手:中村佑子監督

ライブ前で疲れを払拭したいのかちょっとテンションの高い渋谷さん。
すでにハイテンションな鈴木さん。
そんな2人に振り回される中村監督。

ぶっちゃけなトークが続き
音楽がいいんだよ!とかTVっぽいのがいいということやら
もうすこし杉本さんのユーモア・ジョークがあってもいいんではないかとか。
いろいろはっちゃけたトークで面白かった。
hajimari
作品にまつわる過程や裏話
製作現場の取材などこれをみれば杉本博司はばっちり!というすばらしい内容。
水平線を撮った”Seascapes”というシリーズにこめられた思い。
海へのこだわりを知れたのが良かった。

ギャラリー小柳も原美術館もまだ行けていないので、作品を実際に観るのが楽しみになった。

杉本さんの作品を知ったのはブルータスだったけれど
あまりそこで作品がどう評価されていて
どんなにすばらしい作品なのか、きちんと購入して呼んでいなかったのでわからなかった。
ただ2Bのワークショップで作品の意図を教えてもらって
はじめて鳥肌が立った。

写真→アートへの考え方、モチーフの選択、アプローチ
天才的だと思った。

『日本』を知りつくすこと
小道具、骨董の造詣の深さ。
なにもかも徹底的。

料理から建築まで独自の美学で通す杉本流の生活。
靖国神社の骨董市の場面と料理人の衣装で玉子焼きを焼き、焼印を入れるとことがおかしかった。