第一印象がPGIよりもなんか良いぞと。
そして一歩近づいて「ん?あれ?」って思う。

にょきっと突き出したツリーのある構図に目がいきがちで
ひたすら引いて見たいたことに気づいた。
ようやく面白さに気づかされた。

構成・構築された世界。
人間の目だけではこうはとらえられない世界。
どうやら風景ばかりに目が行っていたらしい。
何が写っているかに。

でもよく考えてみるとありえない世界が目の前にある。
写真自体にしっくりと自分の中に入ってこなかったのは
見たことありそうな景色なのに一度もそう見えたことが無いどこかおかしいぞという違和感だったのかもしれない。
きっと脳の中での混乱がもやっとした好きでも嫌いでもない不思議な写真という位置づけになったのかもしれない。

ずっとどこまでもリアルで、リアリティーのある世界がそこにあると思っていた。
でも実際にはありえない(そう見えない)世界がそこにあった。
気づくのに時間かかりすぎですよ。頭悪すぎ。

そして、

ご本人がいらっしゃたのに何も聞けなかった。
話しかけられなかった。

でもきっといつかタイミングがあるだろうと思う。
スカイツリーのある風景があたりまえになりつつあるなかでかんじる違和感とどこか非リアルなスカイツリー。
実際のスカイツリーも佐藤さんの写真もきっと好きになる日が来ると思う。
でももう少しそれはとっておこうと思った。