2Fミヅマアートギャラリーにて近藤聡乃展「果肉」
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近藤聡乃
果肉(制作中)
2008
キャンバスに油彩
112x162cm
撮影:宮島径


5Fミヅマ・アクションにてKYOTARO展「天界トリップ」
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天馬
2008
キャンバス、鉛筆
112×145cm
先週の水曜鑑賞して来たのをすっかり書き忘れていました。
今回の近藤聡乃の展示はアニメーションではないので数は少なかったですが
色と内容が自分好みだったので良かったです。
ご本人が在廊ではなかったのでちょっと残念でしたが・・・
案内状も頂いていたので早めに伺えて良かったです。

近藤聡乃展「果肉」
アニメーションの3000枚という絵の枚数よりも、存在感のある1枚を描きたい。そんな思いから生まれた今回の展示作品。
絵の具を積み重ねて描いていく油彩を選びんだということで
何層にも塗られた絵の深さにはびっくり。
うつろな少女たち
妖艶な表情・エロティックな細めの瞳
深い深い景色の中に浮かび上がる白い肌
ほんと肌の質感がつるっとしていてはんぱなく綺麗でした。
触りたい。それぐらい立体的。
良かったです。
色も全部好きで・・・
アニメーションはあまり見れる機会が無いかもしれないけど。
なんか今回の作品はまたいつか違うどこかで合える気がしました。

展示作品の解説はミヅマアートギャラリーのホームページをご覧ください。

KYOTARO展「天界トリップ」
5Fはほんと夏場キツイですね・・・
それでも
あ〜上った甲斐があったといつも思います。

ずっと男の方の絵だと思っていました。
名前だけきくとやっぱりそう思い込んでしまいますよね。
実は女性の方でしたw

―絵を描くことで様々な世界とつながることができる!― 
このテーマかから生まれた不思議な生き物・不思議な存在

世界はつながっていて 全員が運命共同体だということ
進化の途中にあって まだまだ可能性を秘めているということ
まったく新しい次元のことを常に生み出し続ける義務があるということ

つながっている
目を覚ませ
生きろ


そんなメッセージが詰まっているそうです。

作品の描かれている動物の目線もいろいろで
見つめている先が違うだけで世界の雰囲気ががらっと変わっていることに驚きでした。
全ての作品が鉛筆だけで書かれているものだと思うのですが
細かい線と白と黒だけのシンプルな世界に広がっている小宇宙。
とても広がりのある世界観でした。
それは額縁からはみ出し、ギャラリーの壁も占領して描かれている効果もあったと思いますが。
色がまったくない白と黒だけの世界のはずがなんとも、カラフルに思えてなりませんでした。
こちらの作品内容もミヅマ・アクションのホームページをご覧ください。