■渋谷
ギャラリールデコ
OUT OF THE BLUE

PARCO MUSEUM パルコミュージアム
渋谷パルコ パート1 / 3F
青森県立美術館 コレクション展
北の異才たち

■代々木
blind gallery
「ホンマタカシ その森の子供」

■新宿
B GALLERY[ビームス ジャパン(新宿)]
今道子 写真展『IMPACT』

TOTEM POLE PHOTO GALLERY
有元伸也 / Arimoto Shinya
ariphoto2012 vol.1

■浅草
浅草 浪花家
齋藤陽道写真展「感動」

PIPPO
カクシ マトカ 
yuji sakurai , tomomi sakurai PHOTO EXHIBITION

意外に見て回ったんですねw

この日はいろいろ最終地点が新宿なのか渋谷なのか浅草なのかなかなか決まらず
ようやく浅草と落ち着いたのが金曜日だったので
スケジュールとどの交通を使うかで結構考えるのが大変でした。
でも
そんな時間も楽しくって仕事そっちのけでやってしまうこともあります。
散歩の達人の路線図ながめているだけで実は幸せだったりします(笑)

ではひとこと感想をつらつらと。

*****
▼OUT OF THE BLUE

友達が参加しているグループ展。
渋谷ルデコ6Fの展示。
G展は個性が出るから面白い。
それぞれの写真・展示の仕方などとても勉強になる。
やってるほうが楽しいのが十分伝わってくるのがいいんだよね。
それぞれのこれから。
また伺いたいと思う。

▼青森県立美術館 コレクション展 北の異才たち
Twitter・mixiでちょっと「良かった」っていうつぶやきを目にしたので
行ってみた。
コンパクトなスペースに以下の展示
セクション1 北の異才たち
■ 出品作家 ■
小島一郎
写真界のミレーとして近年大きな話題を集める写真家。

工藤哲巳
「反芸術」の旗手。既成の価値や現代社会を鋭く告発する
作品で世界的に評価された美術家。

斎藤義重
戦後の日本美術を代表する美術家。

寺山修司
1960年代のアングラ文化を牽引した詩人・劇作家。
主宰した劇団「天井棧敷」のポスター等を展示。

奈良美智
国際的に活躍を続ける日本を代表する美術家。
青森県立美術館所蔵の作品「Lampflowers」(1993年)や立体作品などを展示。

成田 亨
多くの人々からリスペクトされ続けている美術家、特撮美術監督。
ウルトラマンやウルトラセブン、怪獣のデザイン原画を展示。

棟方志功
昭和を代表する美術家。 肉筆美人画の名品である
「御吉祥大辨財天御妃尊像図」(1966 年)等を展示。

村上善男
岡本太郎の薫陶を受け、東北の風土に根ざした表現を追求した美術家。


セクション2 青森県立美術館の魅力
■ 出品作家 ■
青木 淳(建築家、美術館設計者)
青森県立美術館の映像

菊地敦己(アートディレクター、美術館VI 設計者)
ポスター

鈴木理策(写真家)
青森県立美術館を撮影した写真作品

ミナ ペルホネン(ファッションブランド)
フロアスタッフのユニフォーム
***
普段あまり観ない作品というか展示で、
なかでも村上善男の作品は突き抜けていた。
キャプションに
「民俗の最深部は現代美術の最前線に通底する」とあった。
まさに古代ロマンっぽい部分とグラフィックっぽい洗練された感覚が混じっていて観ていてときめいた。
こつこつと青森という北の大地ではぐくまれた世界に通じる美的センスに感服。
岡本太郎に師事していたってことで彼からうけた影響や考え方も踏まえて
できればちゃんとほかの作品も観たいと思った。

美術館の建築写真を理策さんが担当しているのもはじめて知った。
展示数は少ないけれど
建築家の青木さんの著書には春夏秋冬の美術館ビジュアルが載っていた。
そしてやっぱり秀逸なのは雪景色・雪そのものを写したもの。
全部少し大きめの良い紙のポストカードにして!と思った。
奈良さんのでかわんこに王冠の様に積もった雪が印象的。
青森遠いけど・・・いつか行かないとですね。
おなじく金沢も。。。。

地方美術館に今年はいけるよう頑張ろうと思った。

▼ 「ホンマタカシ その森の子供」
blind galleryのある代々木VILLAGEの入り口がわからず迷ったけれど
今展が寄り集まってできたフロアと施設が隣接していて
ギャラリーはコンテナの2階だった。

白い壁に森ときのこ
一枚一枚がほんと綺麗。
奥の窓から日差しが入り
窓の外にはプラントハンターのお目にかなったよりすぐりのプラントたち
なんかいいなと思った。
スペースもちょっと人が多くなると行き来できないけれど
シンプルで展示というスペースにはとても理にかなっていた。

パンやさんもおいしそうだったので
次回お財布余裕をもたせて行きたいと思った。

▼今道子 写真展『IMPACT』
DMの写真がなくてちょっと残念だったけど
写真集のIMPACTがまさにインパクトだった。
紙の手触りがたまらなく良かった。
さすが町口プロデュース。
ぺラットめくってどかんときて
まじまじ「うっ」となる。

写真集マニアでは無いから
写真集を買う時はこの子が私の部屋に来たらと考える。

そうすると
この子はちょっと違うと思った。

吉永マサユキ 写真展「SENTO」もそう。


どっちも造本は町口覚・・・・。

*****

▼有元伸也 / Arimoto Shinya
ariphoto2012 vol.1

作家さんとおはなしする機会はなかったのだけれど。
今回の写真はカメラを変えて撮っているということで
お話をされている内容を盗み聞きしていると
「継続していくなかで変わらなければならないこともある」とおしゃっていた。

これ・・・
いつかワタシにも降りかかってくる大問題。
カメラを必然的に代えないといけない日が来るわけで。
ちゃんと面と向かって言われたことではないけれど
心に刻みました。

写真は6×6の新宿ほか繁華街・デモ・一般参賀など
パシッと光る絶妙な光の当たり具合に引き込まれた。
ショーウィーンドウの前にたつ少年が良かった。

▼齋藤陽道写真展「感動」
2週間前まで自分の作品が飾っていたところに
斎藤さんのキラキラとしたある日常のひとこまとちょっとシュールな写真が並んでいた。
ナメタケたい焼きを考案するくらいなのだから
ちょっと何ソレ!?っていう写真もあって当たり前で
全部が全部キラキラしているわけではないのが落ち着く。
日常のなかのちょっとしたこと。
生きていること。それは感動でもある。
で。
ナメタケたい焼のお味はというと。
長いもが入っているのでシャキシャキしてて
とろっとしたナメタケのとろみと絶妙に絡んで最高においしかった★

ちゃんと皮にも少しだけ味付けもしてあるらしい。
さすが浪花家さんです。良い仕事します。

ナメタケは2/4日まで
5日から太陽たい焼きが登場するとか!
こっちも楽しみ★

▼カクシ マトカ 
yuji sakurai , tomomi sakurai PHOTO EXHIBITION

ご夫妻の写真が向かい合って展示。
えーですねぇ。
カクシ マトカ(kaksi matca)という言葉はフィンランド語で”ふたり旅”や”ふたつの旅”という意味を表す言葉。
同じ場所を旅して同じ風景の中だけれどそれぞれの視点があってほんわかする。
ちょっとおなかがすいた。
そうだ!
今日は「かもめ食堂」を観よう。