東急メトロ1日パスを買って回れるだけ見てきた。
■末広町
3331 1F メインギャラリーB
鷹野 晃写真展 東京屋上散歩
■清澄白河
小山登美夫ギャラリー
オノ・ヨーコ 「あかり」
他
TAPギャラリー
小野寺南 写真展『時間と名前』
■中野
ギャラリー冬青
北井 一夫
「Walking with Leica 3」
■四谷三丁目
gallery SHUHARI
谷本 恵「大阪式」
■銀座
BLDギャラリー
Eikoh Hosoe Photo Exhibition 細江英公写真展
第一期 「鎌鼬」
ポーラ ミュージアム アネックス
大森克己写真展 すべては初めて起こる
この日
観てよかったなぁ!!というのはポーラの大森克己写真展
これだけだったような気がする。
もちろん
北井さんも鎌鼬もすごかったのだけれど
圧倒されて自分の中のいろんな気持ちがぶわっと出てきたのは大森さんの去年撮られた桜の写真だった。
きちんとその撮影に向かうまでのプロセスというか気持ちの変化のメモも展示されていてそれも良かった。
オノ・ヨーコの真っ暗闇の中に光を求めた展示もすばらしかったけれど。
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3331 メモ
メインギャラリーB 鷹野 晃写真展 東京屋上散歩
やっぱり「屋上」よりそこから見える「景色」に自分は興味があるんだと悟る。
隣でやっていた
3331 アンデパンダン・スカラシップ展 vol.2ものぞいた。
その中で
映画のチラシを真似て登場人物たちを自分等で演じたHi!LEG(はいれぐ)*の作品
「有名になりたいプロジェクト」が面白かった。
※萩生かな、寺川秋穂、吉山桃子の3人によるアートユニット
本物とモデルの方のギャップもすごいけど
偽チラシの完成度というかクオリティが高くて笑えた。
しかも邦画だけでなく、ハリウッド含む洋画も徹底的にやっていてそれもまた笑えた。
おかしかった。
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丸八倉庫メモ
スプラウト・キュレーション
マリーン・マリノ + 谷口真人 「Daughters of the Lonesome Isle(孤島の娘たち)」展
AI KOWADA GALLERY
"New Gallery × New Artists × New Works"
タカイシイギャラリー
竹村京 「見知らぬあなたへ」
シュウゴアーツで展示中:
「4人展-絵画-」
スプラウト・キュレーション 谷口真人さんの作品が気になった。
セルの表と裏を連想させる鏡を使った作品。
鏡に映る裏が絵になっていて
表は絵の具がぬりたくられたチューブ跡が残るでこぼこな面になっている。
鏡を見るには自分も写るわけで・・・
描かれているキャラクターがアニメーターの湯浅政明さんやタム君っぽい
やわらかい娘でかわいかった。
タカイシイギャラリー 竹村京 「見知らぬあなたへ」
小さい写真入れに入った新作のドローイングがすごく良かった。
311の地震があった日のことが書かれているキャプションも。
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北井 一夫 「Walking with Leica 3」
カードサイズくらいの3枚セットがぜひ欲しいと思った。
DMの蝋燭を観て高島野十郎 「蝋燭」を思い出したのだけど
まったく意図は違っていてでも面白くて
なんで入れ歯?とかなんでこれ?っていうのをいろいろ聞きたかった。
土曜日行けば良かったなぁと後悔。
3個シリーズと工事の防護幕から街路樹がはみ出ているのが好み。
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gallery SHUHARI 谷本 恵「大阪式」
大阪ってこんなものだっけ?
もう少しインパクト無かったっけ?というのが正直な感想。
インパクトはもちろんあるけど
なんかもうちょっとパンチ効いたぶっとんだ写真を見たかった気がする。
DMが強すぎたんだな。
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Eikoh Hosoe Photo Exhibition 細江英公写真展 第一期 「鎌鼬」
あの写真集の表紙はやっぱり強烈。
wikiで「かまいたち」を調べると
鎌鼬(かまいたち)は、日本の甲信越地方に多く伝えられる妖怪、もしくはそれが起こすとされた怪異である。
つむじ風に乗って現れ、鎌のような両手の爪で人に切りつける。鋭い傷を受けるが、痛みはない。
と出てくる。
これをふまえてもう一回観たいと思った。
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大森克己写真展 すべては初めて起こる
ポーラのギャラリーは今回はじめて。
木目の床に白い壁中央通に面して鏡張りになっている
清潔感のあるギャラリーでとてもびっくりした。
そんな中で去年身近な桜の木や被災地の桜を
ピンクのハレーションとともに映し出されている。
このハレーションにどんな意味があるのかそんなことを考えていたら
去年一年で見たいろいろな景色が浮かんできた。
あんなことをした
あんなことをみた
あんなところにいった。
どれも知らない景色だけれど
誰かにとってはかけがえの無い景色かもしれない
被災地である福島の写真がただ心が痛むものだけではなくて
こうあったかい大切な写真として撮られていることがうれしかった。